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Commonplace (新蘭)


わたしが工藤の日を祝うときが来るとかwww
910おめでとうー!
というわけで何週間かけたの
みたいな小説ですが
その割のクオリティですが
\(^o^)/よろしければ追記から



例えばこの世が愛に溢れていたなら
わたし寂しいなんて言わなくて済んだのかな
わたしの寂しい気持ちがこの夜を支配するなら
あなたはわたしのわがままな寂しさを分かってくれたのかな


Commonplace


まだこの月の下 彼は真実を見つけるために奔走してるんだろうか?
危ない目になんて合っていないだろうか?
そんなこと思いながら心でやっぱり思うことが

“会いたい”なんていう一言

「矛盾してるよね…」
ふと漏らした一言を誰が聞いているわけでもなく
自分自身に言い聞かせる

幼馴染の彼が帰ってきて数日
当たり前に恋人になって
当たり前に幸せな日々を過ごしてきた
それでも いや、だからこそ
寂しい夜も訪れるもので…

そしてそんな彼は今、当たり前に捜査協力のために
日本の中心で犯罪者を追っている
昼に捜査の依頼を当たり前のように受けて
当たり前のようにそれを許されて
当たり前のように飛び出した

「一緒に居られることが異常だなんて どうかしてるね」
いつしか世間の当たり前とわたしたちの当たり前が
ズレているような気がして
それにぶれずきちんと付いていける新一と
疑問を持ちながら戸惑い置いていかれるわたし

「何でかなあ…」
いつもこんなことは思わない
ううん、思っていたかもしれないけど
考えてしまうより
こんな気持ちに気づかない方が
わたしが楽だったんだよね
こんなことを思う自分が
本当は一番嫌い…


それでも諦めきれないこの思いを
自分の携帯を握りしめた右手が
正直な気持ちを表している

何分か前から探偵事務所の窓を開けたまま
携帯を握りしめて 夏も終わろうとする
涼しい夜風にあたりながら
頭の中でゆらゆらと新一のことを考えながら
いらぬ感情まで絡めてしまった

新一のことを考えながらため息なんて出したくないし
暗い考え方をしたいわけでもない
それでも傍にいない彼に思うことなんて
結局”当たり前”に一緒で

「あーやめやめ!暇だからこんなこと思うんだわ…
明日の用意もしちゃって、さっさと寝よ寝よ!」
そんな強がりの言葉を見事に
携帯の呼び出し音と共に夏の夜風はさらっていった



「もしもし…」
声を聞かなくてもディスプレイに写る名前を見なくても
誰からかなんて すぐ分かった
こんな時間にこんなタイミングで
電話してこれるのはただ一人だけ



「もしもし?蘭?」


優しいテノールの声は
うっかり油断してしまえば涙声に
なりそうだった 今日も昨日も一昨日も
学校では毎日会ってるのに
寂しいなんて 涙なんて間違ってると
充分に思ってるものだから
ぐっとこらえて答えた
「もしもし?新一?事件解決したの?」
それだけ一気に言うのがやっとだった

「ああ、今はもう警視庁出て歩いてるところ」
電話の向こうで車の走る音が聞こえた
「けがしてないの?」
「今回は犯人も逃げたりしなかったし 危ないことは何にもねーよ」
まるでわたしを安心させるかのように
だけど重くならないように まるで冗談みたいな口調で
「そっか…」




「なぁーに メソメソしてんだよ」
一瞬ギクッとした
嗚咽でも漏れていたのかと
電話器を持っていない手を急いで頬に当てた
だけどそこに濡れた感触はなかった
つまり泣いてはいないということで

「メッ!メソメソなんかしてないわよっ!」
半ば抵抗するような物言いだったのは
まるで隣にいるかのように今にも泣き出しそうな心を
見透かされたのが
ものすごく 嬉しくてでも悔しかったからで

「じゃあこの電話切った後、メソメソするつもりだった?」
少し呆れながら 笑いながら 
でも、確信にもとれるような言い方に
抵抗する気など失せてしまっていた
「…」


「蘭、下見てみろよ」
窓の外を見つめていたつもりが
話しながらぼんやりと
眺めているだけになっていたらしい
そこに存在する人影にまったく気付いてなどいなかった

街灯の下に立って わたしを見つめる彼の目は
寂しそうに まるでもう二度と会えないかのように
わたしを優しく見つめていた
そんな彼を見てるだけでは寒すぎて
辛くて寂しくて でも愛おしくて
気付けば握りしめた通話中電話そのままに
階段を駆け降りた

急に現れた人影に警戒することもなく
ずっと待っていたかのように
ふわりと優しく笑った
まるでさっき頬をかすめた この夏の夜風のように




気付いたら目の前は真っ暗で
心も体もふわふわ暖かくて
さっきまで寂しいで埋め尽くされた穴が
優しさで埋め尽くされる感覚に
わたしは今抱きしめられていることを知った

「蘭…寂しいんだったら寂しいって言ってもいいんだよ」
新一はわたしを抱きしめたまま ぽつりと言った
そのとき後悔した 
寂しい感情隠すなら 全部隠し通さなきゃ
新一は優しいから わたしが寂しいって思うこと
わがままだなんて絶対言わない
それどころか自分を責めてしまうかもしれない
そんなのわたしがわたし自身を許せない



「俺もさ 寂しいから…」





ぽつりと漏らした新一の一言が
わたしの寂しいをわがままを
全部全部打ち砕いていった



「蘭に会えない日があるのは 1日だって寂しいから」
「推理してても犯人追ってても一人で飯食ってるときも
蘭のこと考えてるから…」
彼の何となく切羽詰まった言い方に
こっちも苦しくなってしまいそうだった

新一はいつだってそうだ
わたしが言葉に出来なくても
その理由を分かって
先に自分から言ってしまう
その言葉に救われて
涙になる前にわたしの心の
黒い部分をさらって行くから



「犯人追ってるときも…?」



涙声で少しおどけた質問を
返してみた
そう言うことで空気を軽くしたかった
いつもの2人に戻したかった
「いやっ…まあそれは言い過ぎっつーか」
慌てた声と抱きしめる腕が矛盾してる
気がしてるけど
ここで当たり前の2人に戻れるのも
わたしたちのいいところよね



大丈夫分かってるよ それぐらい
わたしを思ってくれてるんだよね




「大丈夫、わたしが寂しいうちは 新一をずっーと待ってられるから」
「じゃあ、蘭が寂しいって思わなくなったら?」
「自信ない?」

クスクス笑いながら彼女はそんなこと聞いてくる
いつだって俺の中に自信なんて
これっぽっちもない
蘭の気持ちを繋ぎとめておく自信
自分の気持ちを正直に行動に移せる自信
それでも蘭は俺の
自信で道標で夢で希望で
“当たり前”に全てで

俺に自信がないのと同じぐらい
蘭は寂しい思いを抱えてるのかもしれない
そう思うと急に愛しくなってくる





「あるって言ったら?」
「反省する気あるの?」
「…反省はいつもしてま…す」
またクスクスと笑って


「そっか…」
と何となく安心したような一言を漏らした
そんな一言にまた一つ救われたような気持ちになった



こんなに幸せなのに 寂しいなんて思うときっと
バチがあたっちゃうね
そんなことを思いながら
さっきまでの寂しい気持ちは
まだ当たり前に抱えてるけど
今腕の中にいるこの幸せを
“当たり前”と思わないこの気持ちを
大切にしたいとも思ってる

(だったら寂しいときがもうちょっとあってもいいかな…?)
そんなことを思ったのは
もちろん”当たり前”に秘密



当たり前の意味を考えて
当たり前を探してた
当たり前の幸せに感謝して
当たり前にならない幸せにも感謝して

きっとこれからなにも変わらない

“当たり前”に幸せも悲しみも
分かち合える



初小説です\(^o^)/周りくどいし
ぎゅーしかしてないけど
当たり前をつきつめすぎて
分けわからんちんになってました←
少しでも910の日の楽しみになってますように♪


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oixkwfp@gmail.com

お世話になります。とても良い記事ですね。
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