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Special Chocolate Planet (新蘭)




やっとこさ出来ましたよ!
2日遅れのバレンタイーン★(´▽`)



よろしければ追記からご覧くださいね(*´・ω・)ノ



ハッピーバレンタイーン(*ゝω・)ノ





「....」






この無言の攻防戦は1時間近く続いていた
片方はやきもきしながら相手を見るが
見られる相手はしれしれしながら
雑誌を読んだり洗濯をしたり
ご飯を作ったりいつもと同じ時間を過ごしていた



まるで相手に見られているという感覚も
ないかのように



「....」







「あっいっけなーい...ちょっとお塩入れすぎちゃったかも」

「ここの冷蔵庫本当にロクな物しかないわねぇ...」

「んーっ...こんな靴履いてみたいけどなぁ...」

「ねぇねぇ新一はどっちがいいと思う?」









「どっちでもいいんじゃねーの?」



「何よそれー適当なんだから...」







一言二言交わすものの 彼がこんな調子だからか会話はすぐに途切れてしまう





「あ...そういえば新一テーブルの上のチョコレートどうするの?
あんなに一気に食べられるの?早めに食べないとあんまり日持ちしないと思うし...」






工藤家のリビングのテーブルには
ありとあらゆるお菓子が積まれていた
チョコレートやカップケーキ ブラウニーにクッキー
それらにはメッセージ付きのものもあれば
花束なんかもある





そうこれらはすべて本日2月14日の
バレンタイデーに彼にささげられた
プレゼントと思いのたけの塊であった




直接は受け取るつもりなどさらさらなかったが
朝一で靴箱やロッカーおまけに机にまで紙袋やラッピングされた
可愛いスイーツたちが盛られていた
名前を見て返しに行っても良かったが
どこの誰かそして何年何組かも分からない
そんなところから捜査をする気など
なくなるのが当たり前であった



おまけに帰ってくればポストに
ドアノブにぶら下げられた紙袋にも
これでもかというほど詰められていた


一通り回収してリビングの机に放り投げられた
それらは未だ触られることなく甘い香りだけをこの部屋に
充満させていた











「ちょっと新一...聞いてるー?」










雑誌から目をそらさないまま再度問いかけてみるものの
返事はなくクッションを抱えてむくれていた






理由はたった一つ













世界で一番今最も欲しいと言える
幼馴染兼彼女からのバレンタインの贈り物というものが
まだもらえていないからである







すっかりあたりも暗くなり
バレンタインという雰囲気もなくなりかけていた
時間が過ぎていくごとに
彼の心はやきもきしながら
しかし自分の口で伝えることは出来ずにいた

















"彼女"なのに....

















いや"彼女"だから...かもしれない

















幼馴染の頃はよく自慢していた
そして相手が怒ってくれるのを
やきもちなんじゃないかって
思って少し嬉しい気持ちになるのが精一杯だった



それなりに毎年作ってくれていた
蘭の手作りチョコだけが
毎年のこの行事の楽しみだった



学校でも付き合ってはじめてのバレンタインデーだろと
茶化されて 別に期待なんてしていない風に返したが
心はそわそわしていたのだ



それなのに当の彼女は
相変わらずね と言いながら
両手で抱えきれない贈り物を一緒に持って
下校してくれたりおまけにさっきも
賞味期限の心配までしてくれている

















(そ う じゃ ね え だ ろ !)


















そんな彼の心を知ってか知らずか
彼女は飄々とした顔でいつも通りの過ごし方なのだ

















「あ...そろそろ帰らなきゃ...」
自分の腕時計を見ながらそう言った

「え....」
「何....?」
「いや...その....」
「ご飯なら出来てるからあっためて食べてねってさっき言ったじゃない...」
「いやそうじゃなくてだな...」
「じゃあ...授業のプリント?今日渡したから明日持ってきてくれたらいいんだけど...」
「いやそうでもねえだろ...」

「じゃあ何...わっ!」




突然顔を近づけられてびっくりした蘭は
思わず大きな声を上げた
















「オメー本当は分かってんだろ...」


















至近距離でそんなことを言われて心臓が大きく跳ねた

















「なっななな何がよっっ!」
未だ抑えられない心を表すかのように
大きく上ずった声でこう答えた

「俺が何を待ってるか」
「分かるわけないじゃない...」
「じゃあ何でそんな目が泳いでんだよ」
「泳いでなんかないわよっ」


何を言ってもしらばっくれるつもりらしい彼女に
いい加減腹が立ってきた...
分かっているはずなのにしらばっくれる理由が分からない



そしてそこまでする理由も分からない...






「何が気に障ったかは知らねえけど...」





















「気に障ったとかそんなんじゃない...」

















「え...?」





聞き返してまた彼女を見ると
顔を真っ赤にして目を逸らしていた







「だって...もういらないじゃない...
あんなにいっぱいもらっちゃったら...」
それも本当はただの言い訳だ
渡したくて仕方なかった恋人になってのはじめてのバレンタイン








「今年は....一番に渡したかったのに...」

















ぽつりとそうつぶやくと少し潤んだ瞳を震わせた







朝一緒に登校するのが日課だった2人だが
昨日起こった事件のため警視庁から来た新一とは
今日は一緒に登校出来ないでいたのだった





そのため一番に新一がもらったのは
靴箱に入りきらなくて落ちた
ピンクにラッピングされた小さなチョコレートの箱を
拾い上げた瞬間だった











「あー...」
若干罰の悪そうな顔をしているものの
心は死ぬほど幸せな気持ちと焦る気持ちがせめぎ合っていた
ここまでこのイベントを大事にしてくれている
彼女が居るという事実と彼女の願いを叶えてやれなかったという事実が
一緒に存在しているのだから




「だから...もう...いいかなって...」



(よくねえええええええ!)



諦めモードの蘭と諦めきれないモードの新一

















「...じゃあ最後のチョコくれよ」


「は?...」

しばしの沈黙の後彼が導き出した答はこうだった


新一にとってみれば最初だろうと2番目だろうとなんだろうと
蘭からもらえるバレンタインの贈り物は特別だ
いつどこにいても何をしててもどんなものでも特別だ
しかし蘭が今こだわっているのが順番だとしたら
それを叶えてやれるのは "最後"しかない





「今年のバレンタイン...最初は叶えられなかったけど最後はまだ...」
すると蘭は少しの間の後にぷっと吹き出した
















「おい...何でだよ...」
「違う違う!ごめんごめん...」

一通り笑い終わった後にふうっと息を吐いて
ゴソゴソとかばんを探り出した

そこから取り出したのは大きなハート型の
チョコレートそこには白いデコペンで縁取りされ
メガネと蝶ネクタイとDear:Shinichiと書かれていた






















「じゃあ...新一の今年最後のバレンタイン受けと取ってください」

















あのときと同じチョコレートにしっかり名前を刻みこんで
誰よりも素敵なプレゼントは彼の手にしっかり渡された
その瞬間に新一は蘭を思いっきり抱きしめた
















「ありがとな...」

















Special Chocolate planet






抱きしめられたまま蘭は小さな声でこう言った
「そんなに欲しかったの...?」
「あったりめーだろ...」
「そっか...嬉しい..ありがとう」





たった一つのチョコレートにはたくさんの気持ちがいっぱい詰まってる
いつもありがとう 頑張って 負けないで
愛してるよ 大好きだよって
だからもらう方もあげる方も特別で
色んな気持ちが混ざり合うまるで一つの惑星のように


















お粗末さまでした...トキメキがないせつない!
しかも最後くっせえええ(´▽`)←
もう夜中のテンションだから仕方ないかなうん←

朝とかほんま見んようにしよ恥ずかしくて死ぬかもしらん←


題名はいつも楽しくつけてます(´▽`)たはは
唯一どうにでもなる場所(*´・ω・)ノ←




素敵なバレンタインを過ごされましたか?
わたしは明日バイト先にチージケーキとコーヒークッキーを
配ってきます(´▽`)なはなは






まあまだ気分はバレンタインですよねー(*ゝω・)ノ★←何で






チョコレート食べながらの暇つぶしぐらいにはなりましたかね?(´▽`)ならないねうん
すみませんでした←



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